実践ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングを中心に資産運用全般について。分散投資でリスクを抑えながら、インカムゲインとキャピタルゲインを目指します。

レンディングクラブ

ゴールドマン・サックスの「マーカス」

ここのところ何かと忙しくて新規投資関係のインプットを得る時間が作れなくなってしまっています。当面の間は、投資に関しては新規の商品や投資先を探すよりも既存の運用に関する情報の収集や見直しが中心となりそうです。現在のところ実物不動産投資(参照:不動産投資について(2) ー都内ワンルーム物件への投資ー)に関して、「追加の繰り上げ返済」と「一部売却」について検討課題としており、これから数ヶ月の間に方針を決めようと思っています。各種メディアで不動産市況に関する記事を目にしたらできるだけ読むようにしていますが、バブル・過熱感を警戒する記事が以前と比べると増えているように感じます。個人的には、首都圏の不動産については程度についての議論はあってもバブルなのは間違いない(いずれ価格調整が入る)と思っています。ただしいつ崩れるのか、どのくらい崩れるのかはさっぱりわかりません。とはいってもそろそろ何かやっといたほうが良いかもしれないと漠然と考えていて、とりあえず先ほどの2項目を検討課題して考えている次第です。考えがまとまったら記事にしようと思います。


以前弊ブログでもとりあげましたが(参照:ゴールドマン・サックスがオンラインレンディングに参入を計画)、ゴールドマン・サックスがオンラインレンディングへ参入するというニュースが昨年6月に流れました。各種記事によると当時は2016年初頭に参入見込みとの報道だっだのにも関わらず、その後特にこれと言った続報を目にすること無く時間が経過していましたが、先月(8月)サービス名称が「マーカス(Mercus)」という名称になったいうニュースが流れました。
WSJの「ゴールドマン、消費者向け融資事業に「マーカス」と名付け」によると、ネーミングに当たっての背景が触れられており、以下に引用します。
事情を知る関係者によると、同社の創業者であるマーカス・ゴールドマン氏に敬意を表してつけられたという。
シリコンバレーの新興企業を彷彿させるトレンディーな名前をつけることで、消費者はこうした取り組みに親近感を抱くかもしれない。
関係者によると、一部幹部が同商品にゴールドマンのブランド名をつけることに難色を示した。消費者の多くは依然としてゴールドマンを金融危機前の米金融業界の行き過ぎた行為と関連付けて考える。
(WSJ「ゴールドマン、消費者向け融資事業に「マーカス」と名付け」より引用)
「マーカス」が「トレンデイー」で「親近感を抱く」名前?
「トレンディー」という表現自体が既に「トレンディー」ではないのでは?というもやもやした気持ちはおいておくとしても、「マーカス」という名前で「親近感を抱く」もんなんなんですかね?ゴールドマン・サックスブランドにしない方が良いというのは分かりますが、それなら「マーカス・ゴールドマン」から名前取らないほうが良い気がしますね。

NewYork Times「 Meet Marcus, Goldman Sachs’s Online Lender for the Masses (英語)」によると、おそらく10月にはサービスが開始される見込みのようです。もうすぐですね。他のメディアも含めてざざっと目を通すと、ローン対象はプライム層、ローン規模として $15,000 から $20,000ということで、まさにレンディングクラブの主要な貸し手層と被っています。一方で、資金については投資家から募る方式ではなく、自社で調達した資金を貸し出す方式になりそうなのでそちらの面での競合は発生しない見込みです。
現状、オンラインレンディングのローンの伸びは従来型ローンから借り換え需要が中心だと思いますが、どこかのタイミングで頭打ちになるでしょうからそれまでに十分なシェアを維持できるようにしておいた企業が残っていくのでしょう。

日本でも米国の有力オンラインレンディング企業SoFiに出資したソフトバンクがみずほと提携するといった動きが報道されました(参照:日本経済新聞「みずほ、ソフトバンクと個人融資で提携へ 審査にIT活用 」)。SoFiは奨学金ローンの従来の課題を解消して、借り手にメリットを提供することで実績を伸ばしています。(参照:LendIt 2015(2)ー世界のオンラインレンディングサービスー
なお、SoFiとかいて「ソーファイ」と読みます。WiFi→ワイファイみたいな感じですね。

大手どころの市場参入は喜ばしいところではありますが、いずれもP2P型ではなくバランスシート型なので個人投資家としては果実を得ることができません。ソフトバンクらしくP2Pサービスもぜひやって欲しいものです。

ちなみに株主優待の携帯代割引目的でソフトバンクの株もちょっとだけ持ってます。

 

投資状況更新:2016年1月−6月配当実績 49.3万円(1)

4月に第一四半期の配当実績のまとめを忘れてましたので、今回は半年分まとめての状況更新です。

まずサマリーから。
ソーシャルレンディング1-6月配当総額:49.3万円 
国内分:21.2万円(源泉徴収後) 
海外分:28.1万円(税引き前) 

昨年1年間の配当総額が66万円だったのに対し今年は前半6ヶ月間だけで50万円弱と大幅増です。年間では100万円ペース、ぎりぎり今年の目標は達成できそうですが追加の投資も検討しようかと思います。ただし無理な投資は避けようと思います。

以下、投資元本の多い順に個別の投資状況です。カッコ内は「投資元本→現状口座合計(元本+配当)」です。

・レンディングクラブ($100,000→$105,499) 
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レンディングクラブについては、この半年で配当$2,755です。円換算だと$1=102円計算で28.1万円です。実際の配当額はもっと多いのですが、レンディングレンディングでは延滞状況からデフォルトの見込値が自動的に計算されてその値を差し引いて表示することができ、そのデフォルト見込みを反映した配当額がおよそ28万円だったということになります。

現状の見込み利回りが7.24%になっており、昨年末から比べると下がっています。
これは二つの要因があります。一つは延滞やデフォルトのNoteが着々と増えていること。レンディングクラブのデータを見ると投資開始から1年から1年半程度は利回りが下がり続けその後少しずつ上向く傾向があるようです。
もう一つの要因は、投資対象の見直しの実施です。以前はグレードC-EのNoteが中心で平均貸出金利が15%台だったのですが、今年投資対象について以前よりも厳し目の条件設定を行い結果として再投資で購入するNoteの大部分がグレードBかCになっています。結果貸出金利が11%台に下がっており最終的な期待利回りも下がった値になっています。代償としてリターンの変動リスクも下がっていると考えていますが、それを確認できるデータがないので確実なことは言えません。

現在の方針としては最終的な利回りが5%〜6%程度で、その代わりリスクを取り過ぎなくてすむようにしようと思っており、設定している条件に合うNoteがない場合は基本的に購入していません。結果としてキャッシュ比率があがって投資効率が下がっているのですが、無理に投資することは避けようと思っています。

ソーシャルレンディングへ投資を始めた頃は「ソーシャルレンディングで以下に多くの配当を上げるか」といった事を意識していましたが、最近は「資産運用全体におけるソーシャルレンディングの役割」みたいなものをぼんやり意識するようになっています。あまり触れられることは多くないですが、ソーシャルレンディング投資のメリットの一つに「他の投資アセットとの相関性が低いレンディング商品に投資することで資産全体のリスク低減に効果が高くなる」という点があると思います。特に、レンディングクラブのような海外消費者ローンは、国内資産アセット(株、債権、不動産)との相関が低いだけでなく、海外株や海外債権との相関も極端に高くはないでしょうから、国内外の株・債権・不動産で構成されている資産に組み込むことで全体のリスクを低下させる効果が期待できます。

まだまだ試行錯誤しながらというところはありますが、安定して配当が得られるように目指していきたいと思います。

・クラウドクレジット(初期投資570万円:投資元本533.6万円:配当総額15.6万円)
※クラウドクレジットのマイページは正直作りがあまり良くないので投資状況を把握するのが難しく、現状では手作業で管理するようにしています。なので口座画面イメージではなく自作の管理表で状況をご覧いただければと思いま。マイページはもうすぐ改善されるようなので期待しています。
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昨年までは国内のソーシャルレンディングで最も投資額が大きいサービスはクラウドバンクだったのですが、今年に入って追加投資が続いたクラウドクレジットが現状投資元本で500万円を越えて一番の投資先となりました。昨年末時点で運用中投資元本がほぼ250万円だったのでこの半年で倍に増やしたことになります。
この半年間の配当は7.5万円でした。クラウドクレジットのファンドは投資開始後半年は配当が出ないファンドがほとんどなので、今年になって投資したファンドが配当に貢献してくるのは7月以降ということになります。単純計算だと次の半年の配当総額は倍の15万円程度が見込めそうです。

クラウドクレジットの場合、ファンド単体での分散効果が他のソーシャルレンディングサービスと比べると圧倒的に優れている商品が多く、かつ日本国内資産だけでなく海外株や債券との相関という点でもレンディングクラブ以上のリスク低減効果が期待できると考えています。私の海外株や債券は米国市場が中心なのですが、レンディングクラブの場合米国景気の影響との相関性がどうしても高くならざるを得ないでしょうが、ペルーの債権回収や北欧の消費ローンと米国の景気変動の相関はそれよりも小さくなるでしょうか。分散効果+資産アセット相関性でペルーファンドと北欧(Bondara)ファンド、資産アセット相関性でカメルーン(Ovamba)が100万円を越えて投資しているファンドになります。

今かなり悩んでいるのが、クラウドクレジットへの投資上限を500万円から引き上げるかどうかです。現状既に500万円の上限を超えていますが、クラウドクレジット商品の場合元利均等返済型の商品が多いので運用元本は毎月下がっていくので多少の上振れは問題ないと思っています。

クラウドクレジットはこれからも魅力的な商品が出てきそうなので追加投資を検討したいのですが、そのためにはある程度投資上限を引き上げることを考えないといけません。1000万円程度まで枠を広げようかと真剣に考えているのですが、さすがに1000万円となるとクラウドクレジットになにかあった時のダメージが大きくなるのでもう少し慎重な検討が必要だと思っています。

もし今新しい商品でてきたらとりあえず600万円に引き上げるという場当たり的な対応になりそうですが・・・。
 

クラスアクション(集団訴訟)ーShareholders Foundationに登録してみたー

ここのところすっかりレンディングクラブのCEO辞任騒動に絡む記事ばかりになってしまってます。今回もCEO辞任騒動絡みではありますが、いつもとは若干違った内容です。


昨年1月にレンディングクラブの株を買った時の株価は$21.5でした。370株買ったので合計$7,955の投資です。前回見た通り2016年5月27日の株価が$4.81で370株だと合計$1,779.70になり、今のところ差し引き-$6,175.30という散々な状況です。しかもNISA口座で買ってるので、今後損失確定させても損益通算に使うこともできません。やっぱり欲をかくとイカンですね。キャピタルゲイン狙いの投資をNISAでやるのは手控えようと思いました。

私の場合はマイナス分はCEO辞任ニュースのもっと前から下がり続けているのですが、ニュース直前に買った人の場合今回の一件については怒りが収まらないのではないかと思います。こういった時に訴訟天国の米国ではクラスアクション(Class Action:集団訴訟)という制度が用意されています。
5月24日付けのニュースで「Shareholders Foundation(株主協会?株主財団?)がレンディングクラブ株投資家のための訴訟(Lawsuit for Investors in shares of LendingClub Corp (NYSE:LC) announced by Shareholders Foundation)」というのがありました。Shareholders Foundationという組織がレンディングクラブを相手に株主の代わりに訴訟を行うので、LC株持ってる人はShareholders Foundationにコンタクトして下さい、みたいな内容です。

このShareholders Foundationってなんだろうと思ってサイトにアクセスしてみたところ、クラスアクション(集団訴訟)に関する情報を提供している組織のようです。さすが米国にはいろんなサービスがあるもんです。
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サイトでサービス内容を調べていくと、予め自分のポートフォリオを登録しておけば、その企業のクラスアクションに関係する各種告知情報を知らせてくれるようです。しかも個人投資家は利用料無料です。どうやって儲けてるのか気になったのですが、どうやら金融機関やFA向けの手続き代行なんかで手数料を稼ぐビジネスモデルのようです。スタッフ全員の名前がサイトで公開されていますが6人で運営している小規模な組織でした。

「クラスアクション」というのもたまに耳にするけどよく知らなかったのでググってみたのですが、米国の集団訴訟の制度で、日本の株主集団訴訟と違って賠償金や和解金が個々の株主に還元される仕組みになっているようです(日本の株主代表訴訟の場合は、株主が会社を代表して取締役等を訴えて賠償金が出てもあくまでも会社のモノとなります。株主は賠償金を直接受け取るわけではなく、会社の価値の回復を株価の回復という形で間接的に受け取るに留まります)。

クラスアクションを起こされる企業の株を持つ機会もなかなかないでしょうからせめていろいろ試しておこう、ということでニュースにあったコンタク先(mail@shareholdersfoundation.com)に「米国在住じゃないけどLC株持ってます。ニュース読んだけど私も参加できますか?」とメールしたところ、先方から返信があってレンディングクラブの株購入情報や所有状況、(レンディングクラブへの)勤務経験の有無といった事項について追加で情報提供を行いました。結果サイトにアカウントが登録されて、所有状況がアップデートされています。ちなみにやりとりにあたっては本名はおろか国籍も明かしていません。Oshowaという名前でコンタクトしたらFast Nameが「Oshowa」で登録されています。Last Nameは「Needlastname」となっております。クラスアクションの結果が出て賠償金等を受け取る権利が発生した場合はさすがにきちんとした本人確認手段を行う必要があるのでしょうが、とりあえず情報受け取るだけだったら別に何でもいいみたいですね。今のところ何一つ本人を特定される情報は入力していません。
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メールでやり取りした内容に基づいてポートフォリオ状況も入力されています。冒頭に触れた通りマイナスなのは今回の件とは関係ないんですけどね。
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他の保有銘柄も追加したければ簡単に追加できそうです。

サイトのトップページからもアカウントオープンできるようなのでLC損失仲間の方は登録してみてはいかがでしょうか。実際に賠償金なり和解金の受け取りが発生するとしたら、本人確認以外に振込先の口座の指定等手続き的にいろいろクリアする必要があるでしょうから、簡単な話ではないと思いますが。





 
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