実践ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングを中心に資産運用全般について。分散投資でリスクを抑えながら、インカムゲインとキャピタルゲインを目指します。

ソーシャルレンディング企業と投資状況

久しぶりにソーシャルレンディング

レンディングクラブの投資が強制終了になることでオルタナティブ系資産の比率がさがってしまうのを避けるために、しばらく低調というかほったらかしだった国内のソーシャルレンディングへの投資を活性化することにしました。

現在投資しているのは、、SBIソーシャルレンディング、クラウドクレジット、クラウドバンクの3社です。(当初投資していたmaneoとAQUSHは引き上げ済み)

・SBIソーシャルレンディング
SBI
一時は元本280万円まで積み上げていたのですが、預託口座機能がなくなって口座に直接振り込まれるようになってしまったので再投資が面倒になり直近では運用元本が40万円まで落ちていました。10月の初旬中旬にかけて複数ファンドの募集があったので、とりあえず1年モノ(2ファンド)にそれぞれ20万円、2年モノ(2ファンド)には10万円、合計60万円投資しました。これで100万円復帰。今後は基本1ファンドあたり10万円投資で300万円くらいまで積み上げていこうと思います。
ちなみに、これまでの累計でおよそ31万円のプラスです。IRRについてはほったらかし期間の運用元本の変動が大きく計算が面倒なので割愛します(以下同)。

・クラウドクレジット
Credit
一時元本500万円で運用していたのですが、こちらも再投資がうまく回せなくなってあまりにも資金滞留感が強くなってしまったので昨年時点で200万円出金して当初元本分300万円を残して運用をしています。
お気にいりだったペルーファンドの募集がなくなってしまってしまったこともあり、パタッと投資が止まってしまい(2017年3月のペルーファンドが最後でした)ほったらかしてたのでペルーファンドの税金の問題について最近まで認識してませんでした。多少利回り下がっても良いのでペルーファンド復活させて欲しいですが難しいのでしょうか。

最近も200万円近くが預託金として残っていましたのでとりあえず小口分散ぽい感じのファンド複数に合計90万円投資しましたが、残りの100万円についても方針決めて投資元本300万円で投資しようと思っています。
サイトによると元本割れが8件でてるということで私の保有しているファンドも該当してるかもしれませんが、商品の性質上元本割れになるファンドがでるのはある意味当たり前だと考えていますし、そもそも分散して購入しているので個々のファンドのパフォーマンスはあまり気にしません。全体としてはこれまでのところ55万円のプラスです。

・クラウドバンク
CBank

クラウドバンクについては、気づいた時に1ファンド1万円投資で細々と続けていましたが、償還と金利収入を消化するにいたらず預託金がふえてしまったので、当初元本300万で運用してたのを100万円引き上げて現在元本200万円で運用しています。ここもそれなりの金額が預託金になっていたのですが、ファンドあたりの投資額を1万円から5万円に引き上げて一気に投資しました。クラウドバンクは募集ファンドが多いので割とすぐに消化できました。今後、もう100万円追加、再度元本300万円に戻して、ファンドあたり投資単価を3万円~5万円に引き上げて投資を積み上げていこうと思います。さすがにそろそろ元本割れファンドとか出てきてもおかしくないと思うので引き続きできるだけ分散を心がけます。もっともファンドごとの貸出先の確認しないことには実際に分散できてるのか疑問で気休めにしかならない気もしますが・・・
こちらは累計48万円のプラスです。

以上3社については元本合計900万円+運用益合計100万円の1000万円で投資していく予定です。目標の収入は年間40万円〜50万円程度ですかね。

新規の事業者についても検討しようと思ってはいるのですが、こちらはまだ模索中です。第二種金融商品取引業の免許持ってないところはさすがに投資する気にならないし、不動産専業系も自分のポートフォリオ的には不動産に偏りすぎるのを避けておきたいと思っています。そうなるとどうしても選択肢が限られるのでなかなか食指が動かないという状況です。当面は3社のままかなぁ。


クラウドバンクの投資ファンドが100に到達

クラウドバンクには元本300万円を投入し現状320万円強で運用を行っていますが、この9月末で運用中のファンドが100に到達しました。

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今年5月の記事(クラウドバンクでの分散投資)をみると同規模の投資資金で運用中ファンド数が39だったので、過去5ヶ月で大幅に分散が進んだことになります。

ソーシャルレンディングへの投資を始めたことろは、「どうリスクをとるか」について手探りで「運営会社あたり200万円を上限、1ファンドあたりは50万円を上限」というルールを設けていました。クラウドバンクについても、当初4ファンドに50万円ずつ投資して200万円、その後枠を100万円引き上げて50万円✕6ファンドで合計300万円を投資していました。

その後、ソーシャルレンディングのベースとなる匿名組合の仕組みや不動産関連の市況について調べる中で投資先ファンドの分散について必要性を痛感するようになり、その後レンディングクラブの仕組みに触れることでより一層投資先ファンドの分散を徹底することを意識するようになりました。

こうした変化に伴い、当初50万円だったファンドあたりの上限は10万円まで引き下げ、かつできるだけファンドあたりの投資額を1万円ないし2万円にすることにしています。最終的には1万円✕300ファンドで300万円を運用するところまで持っていければと考えています。

例えば投資口座にをキャッシュがあって、6%、5.8%、5.6%の3つのファンドが投資可能な状況になっている場合、以前であればルール上の上限まで6%に投資するというスタイルでしたが、今はそれぞれに1万円ないし2万円投資して例え口座にキャッシュが残っていても次のファンドまで待機させるようになりました。このため、投資効率は落ちることになりますが、分散による安全性を確保するためにはやむを得ないと思っています。

それでも現状概ね5%程度の利回りで回っていますのでまずまず満足しています。
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もっとも、投資先のファンドが複数になっていても実際の貸出先はある程度共通になっている可能性は高いと思いますので、完全な分散というわけにはいかないと思います。(参照:ソーシャルレンディング投資のリスク管理は難しい(1)ーリスク分散の難しさー

それでもある決まった金額を投資する場合、ファンド数が少ないよりも多ければ多いほど貸出先がバラける確率が高くなるのは間違いないと思います。貸出先がよっぽど少なければ分散してもあまり意味はなくなってしまいますが。

これからソーシャルレンディング投資を始めようと検討している方には、まとまった金額を少数のファンドに投資するよりもできるだけ少額ずつをできるだけ多くのファンドに投資するようにすることをオススメします。投資資金が10万円でも、1万円から投資できれば10ファンドに投資できます。

あるいはクラウドクレジットのようにファンド自体で貸出先の分散効果が抜群に高いものが良いと思います。ちょっと古いデータですが、私のお気に入りのペルーファンドだと投資元本5万円でも16000件に分散投資されます。( 再考:クラウドクレジットのペルー・小口債務者支援プロジェクト(3))5万円だと1件あたりの投資資金は3円強になる計算です。例えば当初見込みよりも年間100件多く回収不能になっても300円の損失ですね。他方、当初見込み分で年間5000円の配当なのでリスク分散の効果を感じやすいファンドです。ペルーファンド自体の分散効果が高いため、私もファンドあたり上限10万円のルールを度外視して累計で200万円ほど投資しています。こういうファンドがもっと増えてほしいものです。個人的にはハイイールド債連動ETFのHYGやJNKと同じくらい評価しています(もちろん課題もありますが)。比較してみるのも面白いかもしれないので時間出来たら記事にしてみようかな。

 

クラウドバンク 第二期有価証券報告書+株主通信(2)増資と株主構成

続いて、財務安定面の状況についてです。
有価証券報告書記載の財務諸表で見ると、赤字決算の影響を受け株主資本が前年度末の488,267千円から
369,901千円へと毀損してます。個人的にはまだ心配するほどの金額に落ち込んでいるとは思いませんが、株主通信によると、第二期有価証券報告書の対象期間直後である2016年4月に1億円の増資が行われており、前年度末の株主資本と同等のレベルに回復させています。増資にあたっては新株予約権(ストックオプション)を行使する形式で行われたようなのですが、ストックオプションにこういう利用用途があるとは知りませんでした。

4月に増資があったため、現在のクラウドバンクの株主構成は有価証券報告書に記載されている3月末時点のものから変更になっていますが、まずは有価証券報告書に記載されている株主情報を転載します。
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続いて、株主通信に記載がある増資後の上位株主について転載します。 

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有価証券報告書からの変更でみると、前述の増資を引き受けた結果、代表取締役である金田氏が所有するAaron Asset Management株式会社の持ち株比率が42.47%と増えている点が目を引きます。もっとも未だ過半数に達していない状況なので、これを経営面の不安定要因とみるか、独走抑止効果があるとみるかは意見が別れるところかと思います。

他に八木圭介氏と藤原彰人氏が増資を引き受けているようですが、いずれもクラウドバンクの持株会社化以前からの株主だと思われます。

今回全く新たに名前が出てきたのが佐護勝紀氏です。あまり見かけない苗字なので、ほぼ間違いなく元ゴールドマン・サックス日本法人副社長現在ゆうちょ銀行の運用責任者の方と同一人物だと思われます。この方が株主に加わったのであれば、経営的にプラスになるコネクションが付加されることが期待できるかもしれません。年齢的に金田社長と同じくらい、両者とも東大卒の経歴なのでそのあたりのつながりでしょうか。ちなみに今はなき長者番付によると2005年の納税額74位で宇多田ヒカルや孫正義よりも多いという御仁です。

前年度の赤字決算に対して、これまで確認できている状況からは、業績回復見込み及び財務的な安定性についてはある程度の評価はできそうです。今年度、新しい経営体制のもとで着実な成長が達成できるかどうかといった点に注目したいと思います。


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