昨年より話題にあがっていたゴールドマン・サックスの新しい消費者向けオンラインレンディングサービス「マーカス」が13日に開始となったようです。
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フォーブスの記事(日本語)によると、サービス概要としては
対象はプライム層
融資最大30,000ドル
返済期間は2〜6年
金利は5.99〜22.99%
と、事前の報道通りの内容となっています。

マーカスは、レンディングクラブに代表されるマーケットプレース・P2P型ではなく、オンラインレンディングと呼ばれることの多い自己資本を利用したサービス形態となります。マーケットプレース型の場合、貸し手である個人投資家の利便性を考慮する必要があるので、借り手と貸し手の利便性のバランスをとる必要があります。一方、自己資本を活用するモデルの場合、貸し手の利便性はある程度犠牲にして借り手の利便性を高めることも可能となり、マーカスでも返済日の設定を柔軟に行うといった借り手側の利便性がより高いサービスになっているようです。

いくら現状の資金調達金利が低いといってもゴールドマン・サックスが単なる利ザヤだけで満足するとも思えず、どういう仕組でリターン効率をあげようとしているのか興味があります。調達から貸出、回収までのプロセスのどこかでレバレッジを効かせているのでしょうが、ゴールドマン・サックスもバーゼル規制の対象ですので自己資本規制が強化されるなかで極端なレバレッジは取りにくくなっていると思います。まぁ、総資産9000億ドル、自己資本1300億ドルのゴールドマン・サックスからしたら当面はマーカスの融資は全体のレバレッジ比率に影響をあたえるほどにはならないでしょうが。
いずれにしても興味深く、今後も関連するニュースが出たら引き続きフォローしてみようと思います。

ちなみに、日本からマーカスのサイト(https://www.marcus.com/)アクセスすると「At the moment Marcus.com and our products are only available in the US(現在マーカスの商品は米国のみでご利用可能です)」というメッセージが表示されます。米国のプロキシー経由でアクセスすればもうちょっと詳細の確認ができるかもしれませんが、居住地によらず個人投資家には門戸が開かれていないのであんまり突っ込んで調べる気にはなりませんね。借りる気もさらさらないですし。

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