突然ですが、「いつか自分は死ぬ」ということは知っていますよね?

もちろんすべての人はいずれ自分が死ぬ事を知識としては知っていると思いますが、実感としては感じられないのではないでしょうか。私もそうです。なので「自分が死んだ後」のことを考えて備えることは心理的にも抵抗があります。でも、もし自分を頼る家族がいるのであれば、万一自分が死んだ後に家族がどうなるのか、ということを考えておくことはすごく大事なことではないかと思っています。辛いけど。

私の場合、純粋な収入保証を目的として生命保険については既に解約しており、手持ちの保険は年金保険、学資保険、インフレ連動終身保険、ドル建てリタイアメント・インカムというラインナップです。実際のところ学資保険はもうすぐ終わりですし、後者二つは数年内に途中解約する前提の商品なので実質的には年金保険だけなのですが、この死亡保障はたかがしれています。これを補うのがマンションのローンについてる生命保険で、私が死んだらローンが完済されて毎月の家賃収入が純収入として家族に入るようになります。
こういった保険性の商品は、手続きがはっきりしていて担当者の方も慣れているでしょうから万一の時にも、残された家族だけでも対応できるだろうと思っています。

しかし、それ以外の金融資産はどうでしょう?
私は現時点で以下の種類の金融資産を保有しています。

<国内>
銀行口座
証券口座
未公開株
匿名組合契約(主にソーシャルレンディング)
金銭賃貸契約(資産というのは変ですが)

<海外>
銀行口座
証券口座
オンラインレンディング口座(レンディングクラブです)

国内の銀行や証券はまぁ家族だけでもなんとかなると思いますが、未公開株やら匿名組合契約やらの相続はなかなか大変そうです。加えて海外にある資産に関しては、英語の問題や商習慣の違いなんかを考えると家族だけでの相続は絶望的です。
行く行くは相続しやすさを考慮して国内の銀行や証券に資産を集中させるのも現実的な選択肢だとは考えていますが、まだ40代なので現時点では利回り確保やインフレ・円安保険としての役割を重視していますので当面この路線です。

かといっていつ何があるか分かりません。何かしら対策をしておかないと万一の時に家族が大変です。そこで、昨年後半〜今年前半の働いていなかった期間に、信託銀行へ相談しに行ってみました。

信託銀行では、遺言信託や相続手続きの代行といった業務を行っていますが、聞きたかったのはズバリ海外口座の扱いです。最寄りの三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行で話を聞いてみました(当時はレンディングクラブの口座開設だったのでそれは確認していません)。

三菱UFJ信託銀行
米国に関してはかなり体制が整っているようで私が取引している銀行及び証券会社は取り扱い実績があるようでした。

みずほ信託銀行
「海外はちょっと・・・」という感じでした。メガバンク系列の信託銀行がそんなんで大丈夫?という感じです。

三井住友信託銀行
「金融機関によってケース・バイ・ケース、詳細は別途専任の担当者と面談・ご確認ください」とのことでした。

ちょうどこの辺の話を聞いている頃に、知人の弁護士と会う機会があったので軽く話してみたところ「ウチでそういうの業務として引き受けてるよ」ということだったので「じゃぁぜひお願いします」ということで彼の経営する弁護士事務所にお願いすることにしました。彼は日本以外に米国の某州の弁護士資格を保有しており実際に現地での勤務経験も持っており、家族のサポートをしてもらうには最適な人材だと思います。

後日、財産目録(金融機関・口座番号・保有銘柄・金額)を作成の上、委任契約書を締結しました。費用は初期費用に加えて実際の相続時の残高のX%です。金融機関の種別ごとにX%の値が違うのですが、国内よりも海外の方が値が高くなります。信託銀行も同様の課金形態ですが、かなり低い金額を提示してもらういました。まだレンディングクラブの話はしてないのですが、これはさすがにちょっと高くしてあげないとダメだなと思っています。事前に口座に妻を追加してJoint Accountにするのもやっておかないと。

弁護士の個人事務所だと万一その方がなくなったらその後どうするのか、という点がありますが彼の事務所では彼以外に弁護士を雇っているので、今回の委任契約はその方々も連名で締結しました。
これでとりあえずは万一のことかあっても口座がほったらかしにならず誰かに対応してもらえるようにはなりました。

あ、まだ自分の戸籍の移動履歴確認してなかった。やんなきゃ。