前回、今春に書いた不動産投資の記事をアップしました。記事の後半では「今年になってから不動産業者からの売り込みがすごく増えた」と書いてあります。売り込みの内容は3つのパターンになります。

・サブリース・運用委託業者
・不動産ローン切り替え提案
・物件売却の依頼、特に海外の投資家が物件を探してるので売って欲しいという話

どれも現状では必要としていませんが、こちらの事情などお構いなしにやたらと電話がかかってくるようになりました。週末は多い時には1日10本くらいこの手の電話がかかってきていたので、ネットで「迷惑電話 断る」で検索して撃退方法を学んで実行しました。その際こちらの「一撃で決めるセールス電話、迷惑電話の撃退法」が大変参考になりました。
自分で学んだこととしては「携帯番号(090-とか080-とか)からの電話には出ない」です。固定電話の場合は電話番号からどの会社からかけてきているかが分かりますので、きちんと断っているのにしつこく何度も電話してくるような場合は、この番号を警察に通報することが出来ます(詳しくは前述のブログをご確認ください)。なので固定電話の場合、一度きちんと断れば少なくともしばらくはかかってこなくなります。ただし、携帯電話の場合、最初に名乗る会社名がそもそも架空の場合が少なくなく、断っても断っても平気で何度も繰り返しかけてきます。一度切っても切っても5-6回続けてかかってきたことがあるのですが、明らかに虚偽の社名を名乗っていました。最期は電話の内容を録音した旨伝えてやっと収まりました。「嘘ついてまで電話しても意味ないだろう」とも思えるのですが、「最初に断られるのは当たり前でそこからが勝負」というのは営業の鉄則でもありますので、会話を続けることができてなんとか取り入れた場合のみ「実はXXXという会社なんです」といのでしょう。理由なんてなんとでも言えませんからね。その経験以降、携帯番号は出ない、という対応をすることにしました。知り合いで今どき家に携帯でかけてくる人はあまりいませんので実害もありません(普通携帯にかかってきます)。あ、非通知は論外です。

きちんと断ればしばらく電話は減るのですが、しばらくするとまた増え始めました。年明けから夏の初めくらいまではこの繰り返しだったのですが、8月に入ってその手の電話の本数が明らかに減ってきました。今週末(9月12日-13日)もそれっぽい電話は2本だけでした(携帯だったので出ませんでしたが)。うまく業者のブラックリスト(かけても無駄な家リスト)に載って電話が減っているのであれば良いのですが、中国の株式市場の変調の時期と同じタイミングというのが気になります。ひょっとすると不動産市況の変調が始まったのかもしれないなぁと思っていた9月初旬に、クラウドバンクから「運用期間延長のお知らせ」というメールが届きました。本来8月末に償還を迎える9ファンドの一部について期限延長を行うというものです。本文にはいろいろ書いていありましたがつまりは「延滞が発生しているので返せません。とりあえず来年1月まで待って」ということのようです。対象のファンドは以下の通りです。

不動産担保型ローンファンド第23号
不動産担保型ローンファンド第55号
不動産担保型ローンファンド第58号
不動産担保型ローンファンド第61号
不動産担保型ローンファンド第62号
不動産担保型ローンファンド第63号
中小企業支援型ローンファンド第75号
中小企業支援型ローンファンド第76号
中小企業支援型ローンファンド第79号

私はこのうち不動産担保型63号に投資しています。今年2月に冬のキャンペーンとして募集がかかっていたファンドです。ソーシャルレンディングの場合、延滞はもちろん貸倒れが発生するのも避けれないと考えていますので、その点は特に感想はありませんでした。が、今回の延滞については9ファンドまとめて発生していてかつ不動産担保ローンが主体だったことから、ソーシャルレンディングの投資リスクについて改めて考えさせられることがありました。次回からその内容について。