日経が毎週日曜日に発行している日経ヴェリタスという投資家向けの新聞があります。日刊の日経新聞を読んだ後で読み込むには結構ボリュームがあるので、私の場合定期購読はせずに気になった記事がある時はコンビニや駅の売店で買うようにしています。

その日経ヴェリタス編集部が「日経ヴェリタス 曽根純恵のナルホドそーね」という番組をポッドキャストで配信しています。この番組は火曜日に配信されていますが、その週に発行された日経ヴェリタスの記事について編集部のメンバーが紹介・解説するというスタイルをとっており、元の記事よりも深い考察が加えられていることがあったりするので、定期購読をしていない私も移動の合間等の時間を使って聞くようにしています。1回あたりおよそ30分程度です。(上記リンク先のページにはパソコンで再生できるリンクもあります)

今週は「世界同時マイナス金利~ゆがむ市場とさまようマネー」というタイトルで、世界的な金融緩和に伴う低金利に関するメイン記事が取り上げられていますが、その中で米国のハイイールド市場の変調について紹介されていました(16分40秒辺りから)。サンライズコミュニケーションズホールディングスというスイスの通信事業者の7年債の利回りが2.1%だったということですが、この会社の格付がBB格、つまり投資不適格で所謂ジャンク債と言われるものです。この2.1%というのが実は長期米国債の利回りと同じだということです。実際にBloombergのデータでみると確かに10年債が2.11%となっています。ただ7年債に関しては1.91%ということなので7年債同士で比較すると実際には0.2%程度のスプレッドがあります。それにしてもBB格でわずか0.2%しかスプレッドがつかないとは現在のイールドハンティングの凄まじさを思い知らされます。

ただ野村證券の2/17付のレポートで確認するとBB格のスプレッドは2.66%ということなのでここまでのスプレッドの低いのはサンライズコミュニケーションズ固有の話なのかもしれません。スイスの企業ということでいろんなことを思っている人がいろいろいそうですし、ひょっとしたらタイミング的に為替面で特殊な環境だったのかもしれません。

低金利環境は、ソーシャルレンディング企業にとっては決して悪い話ではなく逆に投資家へのアピールがしやすい追い風環境だと思います。同じ1%の差でも利回り2%に対しては利回り3%でリターンが50%も多くなりますが、利回り10%と利回り11%ではわずか10%しか違いません。ただし反面サヤを抜きにくくなるというデメリットもあります。
投資家にとっては、少なくとも金融緩和が続いている間に関しては、運用資産の一部をソーシャルレンディングに回すことでリターンの改善につながる可能性が高いと思います。ただし、くれぐれもリスクは取り過ぎないように注意は必要だと思います。

今回のヴェリタス聞いて、一番利回りの悪いSBIソーシャルレンディングについても贅沢言いすぎずに再度投資追加検討してみようかと思っております。その上SBI債も当選したことだし(嬉)。
逆にmaneoが最近出している7%とか7.5%とかの案件って、実際のところその道のプロが見たらどんな風に見える案件なんでしょうか。実際のところ大変興味があります(ていうかちょっとコワイですね)。