実践ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングを中心に資産運用全般について。分散投資でリスクを抑えながら、インカムゲインとキャピタルゲインを目指します。

2018年10月

久しぶりにソーシャルレンディング

レンディングクラブの投資が強制終了になることでオルタナティブ系資産の比率がさがってしまうのを避けるために、しばらく低調というかほったらかしだった国内のソーシャルレンディングへの投資を活性化することにしました。

現在投資しているのは、、SBIソーシャルレンディング、クラウドクレジット、クラウドバンクの3社です。(当初投資していたmaneoとAQUSHは引き上げ済み)

・SBIソーシャルレンディング
SBI
一時は元本280万円まで積み上げていたのですが、預託口座機能がなくなって口座に直接振り込まれるようになってしまったので再投資が面倒になり直近では運用元本が40万円まで落ちていました。10月の初旬中旬にかけて複数ファンドの募集があったので、とりあえず1年モノ(2ファンド)にそれぞれ20万円、2年モノ(2ファンド)には10万円、合計60万円投資しました。これで100万円復帰。今後は基本1ファンドあたり10万円投資で300万円くらいまで積み上げていこうと思います。
ちなみに、これまでの累計でおよそ31万円のプラスです。IRRについてはほったらかし期間の運用元本の変動が大きく計算が面倒なので割愛します(以下同)。

・クラウドクレジット
Credit
一時元本500万円で運用していたのですが、こちらも再投資がうまく回せなくなってあまりにも資金滞留感が強くなってしまったので昨年時点で200万円出金して当初元本分300万円を残して運用をしています。
お気にいりだったペルーファンドの募集がなくなってしまってしまったこともあり、パタッと投資が止まってしまい(2017年3月のペルーファンドが最後でした)ほったらかしてたのでペルーファンドの税金の問題について最近まで認識してませんでした。多少利回り下がっても良いのでペルーファンド復活させて欲しいですが難しいのでしょうか。

最近も200万円近くが預託金として残っていましたのでとりあえず小口分散ぽい感じのファンド複数に合計90万円投資しましたが、残りの100万円についても方針決めて投資元本300万円で投資しようと思っています。
サイトによると元本割れが8件でてるということで私の保有しているファンドも該当してるかもしれませんが、商品の性質上元本割れになるファンドがでるのはある意味当たり前だと考えていますし、そもそも分散して購入しているので個々のファンドのパフォーマンスはあまり気にしません。全体としてはこれまでのところ55万円のプラスです。

・クラウドバンク
CBank

クラウドバンクについては、気づいた時に1ファンド1万円投資で細々と続けていましたが、償還と金利収入を消化するにいたらず預託金がふえてしまったので、当初元本300万で運用してたのを100万円引き上げて現在元本200万円で運用しています。ここもそれなりの金額が預託金になっていたのですが、ファンドあたりの投資額を1万円から5万円に引き上げて一気に投資しました。クラウドバンクは募集ファンドが多いので割とすぐに消化できました。今後、もう100万円追加、再度元本300万円に戻して、ファンドあたり投資単価を3万円~5万円に引き上げて投資を積み上げていこうと思います。さすがにそろそろ元本割れファンドとか出てきてもおかしくないと思うので引き続きできるだけ分散を心がけます。もっともファンドごとの貸出先の確認しないことには実際に分散できてるのか疑問で気休めにしかならない気もしますが・・・
こちらは累計48万円のプラスです。

以上3社については元本合計900万円+運用益合計100万円の1000万円で投資していく予定です。目標の収入は年間40万円〜50万円程度ですかね。

新規の事業者についても検討しようと思ってはいるのですが、こちらはまだ模索中です。第二種金融商品取引業の免許持ってないところはさすがに投資する気にならないし、不動産専業系も自分のポートフォリオ的には不動産に偏りすぎるのを避けておきたいと思っています。そうなるとどうしても選択肢が限られるのでなかなか食指が動かないという状況です。当面は3社のままかなぁ。


「サウジリスク」はリアルっぽい

VCの知人と一緒に行動することが増えてVC業界についてもいろいろ調べているという話を少し前にしましたが、その関係でFred Wilsonという米国VCのブログを見るようになりました。
Fred Wilsonはニューヨークを拠点とするUNION SQUARE VENTURES(レンディングクラブやレンディングクラブの元CEOが立ち上げたUpgradeに出資してます)に所属しているVC歴30年以上の超ベテランです。2003年に個人でAVCというブログを開設、現在まで毎日更新しているというすごい記録の持ち主でもあります。記事はコンパクトなものも多く米国のVCの視点を短い時間で読めるのが良いです。口語表現が多用されているので、そちらの学習にもプラスです。

このブログで「Who Are My Investors?」というタイトルのポストがありました。以下冒頭箇所の引用です。
I got an email from the CEO of one of our portfolio companies last week.
It asked a very basic question, but one that I don’t recall being asked before:
(先週出資先のCEOからメールで受けた質問は、ごく基本的だがこれまで受けたことがない類のものだった)

I need to know if any of your LPs include  ……….  entities/interests. 
(御社のファンドの出資者に………の関係機関や利益関係者が含まれているかを教えて欲しい)

The CEO asked his VCs because questions were coming up internally and he wanted to answer honestly and accurately.
(この質問の背景には、社内で持ち上がっている疑問に正直かつ正確に回答したいというCEOの思いがあるようだ)
※「LP」は「Limited Partner」の略で、VCファンドへの資金提供者のことです。一般的にVCファンドは機関投資家(年金基金、大学基金等)や超富裕層のファミリーオフィスをLPとして出資を受け入れています。

引用箇所だけだとわかりにくいですが「………」で伏せられているのはそれ以降の文脈から「サウジアラビア」だと思われます。引用箇所の少し後には「rulers in the gulf who turn out to be cold blooded killers(冷血な殺人者であることが判明した湾岸地域の支配者)」という刺激的な表現も見られます。

カショギ氏殺害事件についての報道が繰り返される中、スタートアップの社員がCEOに対して「ウチにはたとえ間接的にでもサウジアラビア関係の資金が入っているということはないのか?」と問い合わせたということでしょうか。質問した社員の意図が「サウジアラビアの資金が入っているのであればこの会社で働くのを考え直す」というところまで踏み込んでいるのかどうかは分かりませんが、Fred氏の「I expect to get more emails like this in the coming weeks(今後同様の問い合わせが増えるだろう)」という感想が述べられており、今回の騒動が米国で重大に受け止められていることが伺えます。このブログ記事だけで全体を判断できるわけではないのですが、影響が確かに広がっているのは感じられます。

この状況はサウジアラビアの資金を受け入れいているVC、例えばソフトバンクのビジョンファンドからするとかなりインパクトのある話です。スタートアップでは「いかに人材を集めるのか」というのが成長していく上で大きな課題のひとつですが、たとえ間接的とはいえサウジアラビアの資金が入っている会社で働くのを躊躇する人が多くなると、サウジアラビア関係のLPが出資しているVCファンドは出資先の獲得に苦戦していくことになりそうです。なんとかスタートアップに出資できたとしても、そのスタートアップが働く場所として避けられるようになるのをいかに防ぐのかという課題が残りますし、最悪のケースでは今回の一件でサウジを嫌ったユーザ離れにも繋がる恐れがありそうです。

ここのところサウジの資金力をバックにしてスタートアップに大金をばらまいてブイブイいわせていた孫さんですが、まさかこんなところにブラック・スワンがいるとは想像してなかったでしょう。

はたしてソフトバンクは今回のサウジリスクを乗り越えられるのでしょうか。

強制手じまい さよならレンディングクラブ!

弊ブログでは米国P2Pのメジャープレーヤーであるレンディングクラブについて、株式投資の対象としての視点と、レンディングクラブサービスでのレンディング(貸付)で実際に投資を行ってその経緯を紹介してきました。

そのうちレンディングの方につていは、2年以上前の2016年7月の記事で取り上げたのが最後となっています。(たしか)

その後考えるところがあって(後述)昨年時点で投資方針を変更していたのですが、近い内に現在の状況を含めてブログで紹介できればと考えていました。

ところが、9月のある日レンディングクラブから「Action required: Important update regarding your LendingClub account」(訳「要対応:あなたの口座に関しての重要なお知らせ」というメールが来ました。

Dear LendingClub Investor,
Effective September 19th, investors with a primary residence outside of the United States are no longer able to invest in LendingClub Notes. As a result, the account referenced above will not be permitted to invest in Notes or accept new funds. We do not take this decision lightly and apologize for any inconvenience this may cause you.

(訳)
レンディングクラブの投資家の方へ、
9月19日以降、米国居住者でない投資家の方はレンディングクラブのNoteに投資することができません。結果、対象となる口座ではNoteへの投資や新しい資金の受け入れができなくなります。今回の判断は熟慮を重ねた結果でありますが、ご不便をおかけしますことをお詫びいたします


何と9月19日以降は投資できないというお知らせ。しかもこのメールが来たのは日本時間の9月20日・現地時間の19日なので即日です。サイトにログインしようとしてもすでにアカウントがロックされてる・・・
その前の日までは自動設定のルールどおりにNote購入できていたのに、本当に突然です。

メールには、今後毎月取引明細と返済元本と金利収入の振込を行うので、W8-BENと振込先口座の情報を送れ、とありました。
何はともあれ事実確認を、ということでサービスデスクに電話したところ、メールにあるとおりでした。決定の背景について詳しい話は聞けていませんが、当局からの規制っぽいニュアンのことを言ってました。まぁ決まったことをどうこう言っても仕方ないですし、振込に費用がかかったら先方が負担するということなのでおとなしく従うことにしました。

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実は昨年時点で、レンディングクラブへの投資方針の見直しを考えていてすでに口座の半分くらいは現金のまま再投資されていない状況にありました。
レンディングクラブの投資での一番の課題と感じていたのは「出口」です。レンディングクラブのNoteは一度投資すると全額回収するには3年か5年かかるので「そろそろ引き上げよう」と決めてから最長で5年かかります。実際は繰り上げ返済されることも多いのでNoteあたりの平均回収期間はもっと短いですが、最後の一つは3年か5年かかると思われます。日本国内ならともかく米国の機関なので自分に何かあったときの資金引き上げが大変です。以前海外口座の相続サポートについての記事で紹介したことがありますが、知人の弁護士事務所に相続サポートしてもらう契約を結んでおり万一の際にも一応大丈夫ではあるのですが、レンディングクラブに関しては一括で換金できないのはやっぱり大変だろうということで中期的に資金を引き上げる方向で考えていました。

レンディングクラブでは投資家が貸出先の条件を細かく設定した上で、対象となるNoteがあれば自動的に購入できるAutomated Investingという仕組みがあり初期の頃から利用していました。昨年中期的な引き上げ方針を決めてから、貸出先の条件をかなり厳しく設定して貸出期間も3年物に限定したので、その結果日々発生する回収元本と金利収入を下回る金額分しか投資できない状況になり、直近では初期投資$100,000に対しておよそ$60,000がキャッシュのままになっていました。これを続けて行けばそのうちほとんどがキャッシュになるだろうから適当なタイミングで引き上げようと考えていました。

という流れの中で今回の新規投資NGの通知は、中途半端にちょっとづつ追加投資していたのをスパッと辞めるように背中を押された感じです。

LC1
レンディングクラブから送られてきた9月末時点の明細、キャッシュは$60,000、投資中資金が$50,000


レンディングクラブの本社を訪れた(「レンディングクラブに行ってきました」)のが2015年春なので、3年半で新規投資は終了です。最終的なリターンは回収が終わるまで確定しませんがおそらく現時点の見込みでは$10,000程度になりそうです。残額回収が終わるまでは付き合いは続きますが、あっけない幕切れでした。海外金融機関を使用した直接投資は本当にやりにくいご時世になってきましたね。

ちなみに株はまだ保有してますが最近は$4切ってます。
レンディング収入は株価下落分の相殺でほとんど消えてしまいそうです(泣)
LC5


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