実践ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングを中心に資産運用全般について。分散投資でリスクを抑えながら、インカムゲインとキャピタルゲインを目指します。

2016年10月

「マーカス」がサービス開始

昨年より話題にあがっていたゴールドマン・サックスの新しい消費者向けオンラインレンディングサービス「マーカス」が13日に開始となったようです。
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フォーブスの記事(日本語)によると、サービス概要としては
対象はプライム層
融資最大30,000ドル
返済期間は2〜6年
金利は5.99〜22.99%
と、事前の報道通りの内容となっています。

マーカスは、レンディングクラブに代表されるマーケットプレース・P2P型ではなく、オンラインレンディングと呼ばれることの多い自己資本を利用したサービス形態となります。マーケットプレース型の場合、貸し手である個人投資家の利便性を考慮する必要があるので、借り手と貸し手の利便性のバランスをとる必要があります。一方、自己資本を活用するモデルの場合、貸し手の利便性はある程度犠牲にして借り手の利便性を高めることも可能となり、マーカスでも返済日の設定を柔軟に行うといった借り手側の利便性がより高いサービスになっているようです。

いくら現状の資金調達金利が低いといってもゴールドマン・サックスが単なる利ザヤだけで満足するとも思えず、どういう仕組でリターン効率をあげようとしているのか興味があります。調達から貸出、回収までのプロセスのどこかでレバレッジを効かせているのでしょうが、ゴールドマン・サックスもバーゼル規制の対象ですので自己資本規制が強化されるなかで極端なレバレッジは取りにくくなっていると思います。まぁ、総資産9000億ドル、自己資本1300億ドルのゴールドマン・サックスからしたら当面はマーカスの融資は全体のレバレッジ比率に影響をあたえるほどにはならないでしょうが。
いずれにしても興味深く、今後も関連するニュースが出たら引き続きフォローしてみようと思います。

ちなみに、日本からマーカスのサイト(https://www.marcus.com/)アクセスすると「At the moment Marcus.com and our products are only available in the US(現在マーカスの商品は米国のみでご利用可能です)」というメッセージが表示されます。米国のプロキシー経由でアクセスすればもうちょっと詳細の確認ができるかもしれませんが、居住地によらず個人投資家には門戸が開かれていないのであんまり突っ込んで調べる気にはなりませんね。借りる気もさらさらないですし。

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クラウドバンクの投資ファンドが100に到達

クラウドバンクには元本300万円を投入し現状320万円強で運用を行っていますが、この9月末で運用中のファンドが100に到達しました。

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今年5月の記事(クラウドバンクでの分散投資)をみると同規模の投資資金で運用中ファンド数が39だったので、過去5ヶ月で大幅に分散が進んだことになります。

ソーシャルレンディングへの投資を始めたことろは、「どうリスクをとるか」について手探りで「運営会社あたり200万円を上限、1ファンドあたりは50万円を上限」というルールを設けていました。クラウドバンクについても、当初4ファンドに50万円ずつ投資して200万円、その後枠を100万円引き上げて50万円✕6ファンドで合計300万円を投資していました。

その後、ソーシャルレンディングのベースとなる匿名組合の仕組みや不動産関連の市況について調べる中で投資先ファンドの分散について必要性を痛感するようになり、その後レンディングクラブの仕組みに触れることでより一層投資先ファンドの分散を徹底することを意識するようになりました。

こうした変化に伴い、当初50万円だったファンドあたりの上限は10万円まで引き下げ、かつできるだけファンドあたりの投資額を1万円ないし2万円にすることにしています。最終的には1万円✕300ファンドで300万円を運用するところまで持っていければと考えています。

例えば投資口座にをキャッシュがあって、6%、5.8%、5.6%の3つのファンドが投資可能な状況になっている場合、以前であればルール上の上限まで6%に投資するというスタイルでしたが、今はそれぞれに1万円ないし2万円投資して例え口座にキャッシュが残っていても次のファンドまで待機させるようになりました。このため、投資効率は落ちることになりますが、分散による安全性を確保するためにはやむを得ないと思っています。

それでも現状概ね5%程度の利回りで回っていますのでまずまず満足しています。
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もっとも、投資先のファンドが複数になっていても実際の貸出先はある程度共通になっている可能性は高いと思いますので、完全な分散というわけにはいかないと思います。(参照:ソーシャルレンディング投資のリスク管理は難しい(1)ーリスク分散の難しさー

それでもある決まった金額を投資する場合、ファンド数が少ないよりも多ければ多いほど貸出先がバラける確率が高くなるのは間違いないと思います。貸出先がよっぽど少なければ分散してもあまり意味はなくなってしまいますが。

これからソーシャルレンディング投資を始めようと検討している方には、まとまった金額を少数のファンドに投資するよりもできるだけ少額ずつをできるだけ多くのファンドに投資するようにすることをオススメします。投資資金が10万円でも、1万円から投資できれば10ファンドに投資できます。

あるいはクラウドクレジットのようにファンド自体で貸出先の分散効果が抜群に高いものが良いと思います。ちょっと古いデータですが、私のお気に入りのペルーファンドだと投資元本5万円でも16000件に分散投資されます。( 再考:クラウドクレジットのペルー・小口債務者支援プロジェクト(3))5万円だと1件あたりの投資資金は3円強になる計算です。例えば当初見込みよりも年間100件多く回収不能になっても300円の損失ですね。他方、当初見込み分で年間5000円の配当なのでリスク分散の効果を感じやすいファンドです。ペルーファンド自体の分散効果が高いため、私もファンドあたり上限10万円のルールを度外視して累計で200万円ほど投資しています。こういうファンドがもっと増えてほしいものです。個人的にはハイイールド債連動ETFのHYGやJNKと同じくらい評価しています(もちろん課題もありますが)。比較してみるのも面白いかもしれないので時間出来たら記事にしてみようかな。

 
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