実践ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングを中心に資産運用全般について。分散投資でリスクを抑えながら、インカムゲインとキャピタルゲインを目指します。

2015年05月

サンフランシスコのフェリービルディング ーGott's Roadsideのチーズバーガーー

※今回は完全に観光ネタで資産運用の話は一切ありません

サンノゼには年2〜3回の頻度で毎年行っているのですが、サンフランシスコにはここ5年ほど行ってませんでした。空港もANAが787を就航してからサンノゼ空港を利用するようになりますますサンフランシスコに近づかなくなりました。

レンディングクラブのついでに、未訪問だった観光スポット「フェリービルディング」へ行ってきました。というのも以前ナパで食べたGott's Roadsideの支店があるそうなのでランチにハンバーガーを食べようと。カリフォルニア行くとかならず食べるのがハンバーガーです。In-N-Outで十分美味しいですし、食べそこねたら帰りの空港で(SFO空港ならJoint Burger、SJC空港ならMojo Burger)食べます。ちなみにベタにOutbackのステーキや韓国焼肉もかなりの確度で行きます。おいしいです。肉ばっかり。最近はサンノゼでフォーの美味しい店を教えてもらって、そこもリピートするようになりました。これにも牛のモツが入ってます。
 
 レンディングクラブのあるファイナンシャルディストリクトからフェリービルディングまでは、歩いて10分位でしょうか。目抜き通りのマーケットストリートを東に進んでいくとつきあたりにあります。ちょうど半分くらい、5分ほど歩いたところにサンフランシスコ連銀(Federal Reserve Bank San Francisco)があります。現在はジョン・ウィリアムズ氏が総裁、FOMCのメンバーでもあります。最近は「利上げは年後半」とおっしゃてます
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さらに進むと、フェリービルディングが見えてきました。
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フェリービルディングはもともと単なるフェリーターミナルだけだったのが10年ちょっと前からコジャレたお店が入って観光スポットになったそうです。この日も平日の午後なのに人でいっぱいでした。

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今回の目的地はGott's Roadside。真っ赤な「G」が目印です。
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Gott's Roadsideは地元紙の企画で2011年度版「死ぬ前にやっておきたい100」に「アヒバーガー喰っとけ」がランクインしたそうです。アヒってハワイで良く食べられてるマグロですよね。なんでもわさびマヨのソースがバッチリあってるそうです。しかし、やっぱりアメリカなのでハンバーガーでしょ、ということでチーズバーガーを頼みました。「付け合せは?」と聞かれましたがポテトフライは40代にはカロリー高すぎなので食べないようにしてます。アイスティーつけて約$12、1500円くらいです。こっちはすぐ2000円〜3000円位になっちゃう。In-N-Outは値段もやすいし優秀ですね。

「15分位かかるよ」と言われて呼び出しブザーみたいなのを渡されました。出来上がったらこれがピカピカ光って教えてくれます。しかし手のひらと同じくらいの大きさで不必要にでかい。
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老夫婦や若者のグループ、子連れのお母さんとバラエティに富んだ客層です。一人客も結構いましたね。オープンキッチンになっており焼いてるところが見えるのですがいかにもっていうグリルで焼いてておいしそう。
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待つこと15分、出来上がりの合図と同時に受け取りに行きました。付け合せがないのでちょっとさみしく見えますが、目の錯覚です。このアイスティー、日本のファーストフーフォのLサイズよりも大きいサイズですから。
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食べる前にもう1枚。パテが写ってませんが、実際後ろの方に偏ってました。火の通し方はミディアムレアでなかなか。ボリュームもあります。これ一つでお腹いっぱい。
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正直特別にめちゃくちゃ美味しいわけではないですが、期待通りのアメリカンなハンバーガーで満足。
フェリーターミナル側に出るとベイブリッジを眺めることができます。なかなかの景観。
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フェリービルディングは他にも美味しいというレストランが多いです。Hog Island Oysterはクラムチャウダーが有名です。ナパの支店で食べたことありますが、すごく美味かったです。何人かで夜にゴハン食べに行くのが楽しそう。めちゃくちゃ混んでそうですけど。
 

レンディングクラブに行ってきました

先日米国カリフォルニア州のサンノゼ(いわゆるシリコンバレー)に行く予定があったのですが、いい機会なのでサンフランシスコ(サンノゼとサンフランシスコは車で1時間程度)にあるレンディングクラブの本社に行ってきました。
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ことの始まりは、口座開設のために電話でやりとりしていた際に「今度カリフォルニア行く予定があるんだけど、そっちに行ってもいい?自分にとっては結構な金額の投資なのでできれば直接見ておきたい。」とイマイチ不明瞭な理由で聞いてみたところ快く「いいよ」と言ってくれたこと。
そこで実際にアメリカ行きのスケジュールが決まった時点で「この日にサンフランシスコに行けそうだから、そっち行っていい?」と聞くと「うちのチームはすごく忙しくてなかなか時間取れないけどなんとか時間作れるかも(だから長居はすんな、ってことでしょう)」という何ともいえない回答をもらいました。「長居するつもりないからご心配なく」と伝えて、場所と時間を指定してもらいました。

レンディングクラブが入っているビルは、サンフランシスコのファイナンシャル・ディストリクトという地域の外れにあります。目抜き通りであるマーケットストリートから1本東の路地に入ったところで、ビルの前の通りはかなり寂れてますが、ビルはかなり立派な建物でした。30階建てくらいだったと思いますが、あとで聞いたところレンディングクラブは10フロアくらい使ってるそうです。
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1Fのセキュリティで入館申請を記入するとIDの提示を求められます。パスポートを提示しするとゲスト用の胸に貼るシールをくれます。それを貼ってエレベータで受付のある3Fに上がります。エレベータを降りるとCorporate Mission Statementっぽいメッセージが出迎えています。「借り手にはより安く、投資家にはより高く、を実現するためにバンキングシステムの変革していく」みたいな感じでしょうか。

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それを抜けると受付があります。すぐ横が会議室になっており、行った時もなにやら会議してました。 

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受付には人がいますがタブレット型の受付システムが備え付けられており、自分の名前、会社名を入力すると据え付けのカメラで写真を取ります。そうすると顔写真入のグスト用シールが印刷されて、入館時につくったものと交換されます。これを胸に貼っておきます。少し前から米国ではこういうシステムが増えてますね。IDの提示は1Fで済ませているので割愛されていました。

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そのまま受付横のソファーで待ってると、トム・ハンクスをほっそりさせて、若返らせたような柔和な感じの青年が現れました。30代前半くらいでしょうか。彼がずっとやりとりしていたInvestor Serviceの担当者です。仮にトムとしておきます。挨拶して従業員むけの小さなカフェテリアのあるフロアに連れて行ってもらい、コーヒーを入手。その後最近新しく借りたフロアへ移動して小さな会議室で話をしました。

トムは2011年に金融系の会社から転職したそうですが、当時はまだ30名くらいしかいなかったそうです。現在は1000名近いはずなので相当古株ですね。当時はProsperの方が取り扱いが大きくてどっちにするか悩んだけどレンディングクラブを選んだそうです。
トムの所属するRetail Investor Serviceは15名程度で、個人投資家(90,000名くらいいするそうです)のサポートをしている部署です。機関投資家は別の部署で対応しているとのこと。トム(仮)はその中でも投資残高が$100,000を超える個人投資家をサポートするチームで、およそ1,200名くらいだそうです。合計$250M の残高なので一人平均$200,000、ざっくり2,800万円です。確かに私みたいなのに使える時間はないですね。

トムの部署の管轄ではないのは分かっていますが、一応日本に進出する話はないの?と聞いたところ、特に話は聞いてないそうです。創業者の一人が中国出身なので、日本よりも中国のほうが可能性あるんじゃないかな(あくまでトムの憶測です)と言ってました。ホームページでAdvisorを確認するとSoul Htiteという人のことのようです。

投資に際して気になっていた借り手のチェック方法ですが、米国の場合SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)でクレジットヒストリーを確認できるのでやはりそこをベースに加えて雇用状況の確認や収入証明も併せて行っているそうです。レンディングクラブの借り手はプライム層だけなので融資判断に必要な情報は通常十分揃っているそうです。特にグレードが高い借り手(AとかBとか)はそれほど手間かけずにオンラインや提出された書類だけで確認できることがほとんどだとか。ただ、グレードが下がってくると追加で実際に電話で確認したりしているそうです。結構大変な作業ですね。実際グレードが低いローン申し込みはかなりの確率で不成立になっています。不成立の理由が申し込みのキャンセルなのか申請が却下されたのかは分からないですが。

他にも今後の投資スケジュールやローンの数の傾向の話、またオフィスの拡張の話とか聞いてたらあっという間に予定の時間になったので、長居しない約束通りスパッと切り上げて帰りました。
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訪問して特に目新しい話があったわけではありませんが、伸びている会社の勢いを感じました。また、オフィスの様子を見ても金融機関というよりIT企業の雰囲気で、やっぱり新しいカテゴリーの企業なんだなと再認識しました。
今後投資方針決めていって、トムとの約束通り$100,000まで積み上げます。日本に帰ってとりあえず$5,000追加する手続きしました。これで合計$10,000です。後$90,000。


MRIインターナショナル事件に学ぶ

ご存知MRIインターナショナルについて考えてみたいと思います。

事件の概要はご存知のかたが多いと思います。米国の診療報酬請求債権を買い取って回収する「MARS投資」で年率6.0%〜8.5%を謳って1300億円を集めたが2013年に破綻しました。Wikipediaのリンクはこちら
「MARS投資」は、日本人には馴染みがない米国の医療制度を背景とした投資手法で、いかにも「そういうのがありそう」と思わせる絶妙な内容だと思います。

この事件で気になったポイントをリストしてみます。

・1998年創業、破綻まで実に15年生き延びた
・本社が米国に登記されており、日本は支店の扱いだが第二種金融商品取引事業として登録、関東財務局に毎年虚偽の事業報告書を提出していた。その報告書は後に証券取引等監視委員会が「ずさんな内容」と指摘しているが関東財務局は見抜けなかった
日本支店の幹部や社員も事業内容を信用して自身の資産を投資していた。不正は米国本社の社長が主導していたとみられる

他にも
・著名人を広報活動に利用していた
・為替変動が発覚のきっかけにつながった
・大手投資家を米国に招待したり利回りを優遇したりすることでより多くの投資を引き出した
等々、特徴的なものが少なくありません。

また、こちらの記事のように「私は当初からアヤシイと思ってました」的な記事も少なくないですが、かといって発覚前にそれを明確に指摘している記事は必ずしも多くありません。例えば先程の記事の記者の名前と「MRIインターナショナル」で検索しても特に事前にそれを指摘している記事はでてきません。アヤシイと思ってても、発覚するまでは公には言わないものなのでしょうね、きっと。

この事件で教訓として得られるものは

・第二種金融商品取引業としての登録は「詐欺ではない」を意味しない。特に関東財務局は担当が多すぎてチェックしきれない。
 これは以前記事にしたとおりに関東財務局の方もある程度認めざるを得ない状況だと思います。
 この状況に対応するには、万一詐欺的行為を見逃すと自社の損失につながる外部の第三者からチェックを受けていることが重要です。大手企業からの出資を受けていたり(つまりチェックも受ける事になります)、監査法人のチェックを受けていればある程度この点はクリアできるのではないかと考えています。

・投資家が普段接している運営会社の社員は、万一詐欺的な企業であってもそれを知らずに行動している可能性がある。
 AIJ投資顧問事件でも同じでしたが、特定のごく一部のメンバー、通常はその企業の社長か親会社の実力者になると思いますが、そのごく一部のメンバーのみで詐欺的行為を首謀している場合、投資家と接している社員は何ら悪意なく募集活動を続けている可能性がある、ということです。
 この状況に対応するのはかなり難しいです。その企業の社長と話しても(先方はそもそもだますつもりなので)嘘を見抜くのは容易では無いでしょうし、実権が親会社にある場合は面会することすらままなりません。せいぜいできるのは、誰が実質的な経営者なのかを見極めて、その人物の背景を確認するくらいしかないのではないでしょうか。それですべてわかるわけではないでしょうが、多少は判断材料になると思います。
 運営企業の資本構成や役員の経歴が公開されているかどうか、というのはこの点を確認する上で重要だと思っています。もちろん限度はありますが、それでもないよりはマシ、というところでしょうか。

ソーシャルレンディング企業は第二種金融商品取引業の登録が必要で、本問題のあった2013年以降に登録している場合はより厳しいチェックがなされているとは思いますが、それでも万全ではないというつもりで臨む必要があります。ソーシャルレンディング企業が採用している匿名組合という仕組みは、銀行業や証券業はもとより、投資信託とくらべても相当緩い基準なのは間違いありません。投資家自身が個々の企業をチェックする姿勢が求められていると思います。
またソーシャルレンディング企業には、第三者のチェックを受ける姿勢や資本・役員構成の公開をより進めていって、投資家が判断しやすい環境を作っていただきたいと期待しています。

なおMRIの件は、クラウドクレジットの杉山社長も以前ブログで取り上げて(投資型クラウドファンディングの留意点(MRIインターナショナルの例から))運営サイドの視点から問題点を指摘されていますので興味ある方はご覧ください。

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