実践ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングを中心に資産運用全般について。分散投資でリスクを抑えながら、インカムゲインとキャピタルゲインを目指します。

2015年02月

レンディングクラブ批評記事に見るソーシャルレンディングへのリセッションの影響

私は運用ポートフォリオにUS個別株も少し組み込んでおり、インカムゲイン(つまり配当)目的とキャピタルゲイン狙いそれぞれで複数の銘柄に投資しています。先日もキャピタルゲイン狙い、それも5年後の大化けに期待して米国ソーシャルレンディングの雄であるレンディングクラブ(LendingClub)の株を購入しました(参照:レンディングクラブに投資しました)。よっぽどのことがなければ基本的に5年間寝かして売るつもりはないですが、その後もLendingClubに関する記事はちょこちょこ目を通すようにしています(なお日本国内からはAQUSHのグローバルファンドを通してレンディングクラブ経由の貸出が行えます。為替ヘッジ付きでリターンは5%です)。
先日「The Street」という投資情報サイトに「Amazon, Twitter, Uber, Lending Club and the Next Internet Bubble
」というタイトルで、すごーくさっぐりいうと「ここに名前が上がっている企業の株価は高騰しすぎだ」という記事が掲載されていました。タイトルにある通り、レンディングクラブについても記載がありましたので以下に引用します。

(ここから引用)

Lending Club is another one -- an online loan broker now valued at about $7.95 billion. Lending Club is supposedly exploiting a new community model of lending, providing borrowers and lenders a new direct, community-based market place. But Lending Club is brokering unsecured, consumer loans. Has anyone thought what might happen to unsecured loans in the next recession? Well you can be pretty sure default rates will shoot up and lenders will be stung -- then said lenders will just stop making these consumer loans. So the likelihood is that sooner or later, Lending Club's volumes will actually decrease, not rise. And yet it is only massive future rises in Lending Club's volumes that can justify the current stock price.

(引用終わり)

ポイントだけをざっくりと、かつ中川家礼二風の大阪弁で意訳してみるとこんな感じでしょうか。
「今みたいに景気ええ時はええけど(注:米国の話です)、こんど不景気になったらどないなるんかみんな考えとんのかいな。借り手が鬼のようにデフォルトしまくるから貸し手はえらい損するんやで。そしたらもう誰も貸したがらへんようになるから、れんでぃんぐくらぶの運用額は減ることになるんや。そしたら手数料取られへんようになって今みたいな株価は無理になるんや。」
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ソーシャルレンディングが本格的に勃興したのはリーマンショック以降のことなので、業界として本格的なリセッションはまだ経験していません(通常2四半期連続で対前年度マイナス成長になるとリセッション・景気後退と言われますが、記事ではもう少し長期の景気後退を意味しているのかなと思います)。なので本当にこの中川家礼二のような人が言う通りになるのかどうかは分かりません。個人的にはリセッションよりも、これから利上げが始まって他の投資案件が相対的に魅力があがっていくことの影響が気になります。リセッションになるようであればFRBも再度金融緩和へ舵をきるでしょうから、デフォルトで投資家が萎縮して貸出が減る以上に他の投資案件の利回りが下がることで相対的に魅力が上がり逆に資金が集まってくるかもしれません。またひょっとすると高金利環境のほうがサヤを抜きやすくなるかもしれません(15%で貸し付けて3%抜くのはできても、5%で貸し付けて3%抜くのは難しいでしょう)。まぁどうなるかはわからないですが、一番大事なのは運営会社自体が倒れないことです。そういう意味ではIPOして資金を集め財務面を強化したレンディングクラブには一定の安心感がありま
す。

翻って日本の状況を鑑みても状況に大きな差はありません。業界として本格的な不況はまだ経験がないのでどうなるかはなんとも言えません。デフォルトが増えることで投資家の出資が減るのか、それとも利回りが高まり出資が増えるのか。きちんとした根拠があるわけではないですが個別案件中心のところは投資家の嗜好から、デフォルトが頻発するとより影響が強いかもしれませんね。最終的には企業ごとの体力差やバックの支援が影響してくるでしょう
から重要になってくるのは財務面、資本・株主構成です。やっぱりこの点での情報公開は重要ですね。

米ハイイールド市場が消滅?

日経が毎週日曜日に発行している日経ヴェリタスという投資家向けの新聞があります。日刊の日経新聞を読んだ後で読み込むには結構ボリュームがあるので、私の場合定期購読はせずに気になった記事がある時はコンビニや駅の売店で買うようにしています。

その日経ヴェリタス編集部が「日経ヴェリタス 曽根純恵のナルホドそーね」という番組をポッドキャストで配信しています。この番組は火曜日に配信されていますが、その週に発行された日経ヴェリタスの記事について編集部のメンバーが紹介・解説するというスタイルをとっており、元の記事よりも深い考察が加えられていることがあったりするので、定期購読をしていない私も移動の合間等の時間を使って聞くようにしています。1回あたりおよそ30分程度です。(上記リンク先のページにはパソコンで再生できるリンクもあります)

今週は「世界同時マイナス金利~ゆがむ市場とさまようマネー」というタイトルで、世界的な金融緩和に伴う低金利に関するメイン記事が取り上げられていますが、その中で米国のハイイールド市場の変調について紹介されていました(16分40秒辺りから)。サンライズコミュニケーションズホールディングスというスイスの通信事業者の7年債の利回りが2.1%だったということですが、この会社の格付がBB格、つまり投資不適格で所謂ジャンク債と言われるものです。この2.1%というのが実は長期米国債の利回りと同じだということです。実際にBloombergのデータでみると確かに10年債が2.11%となっています。ただ7年債に関しては1.91%ということなので7年債同士で比較すると実際には0.2%程度のスプレッドがあります。それにしてもBB格でわずか0.2%しかスプレッドがつかないとは現在のイールドハンティングの凄まじさを思い知らされます。

ただ野村證券の2/17付のレポートで確認するとBB格のスプレッドは2.66%ということなのでここまでのスプレッドの低いのはサンライズコミュニケーションズ固有の話なのかもしれません。スイスの企業ということでいろんなことを思っている人がいろいろいそうですし、ひょっとしたらタイミング的に為替面で特殊な環境だったのかもしれません。

低金利環境は、ソーシャルレンディング企業にとっては決して悪い話ではなく逆に投資家へのアピールがしやすい追い風環境だと思います。同じ1%の差でも利回り2%に対しては利回り3%でリターンが50%も多くなりますが、利回り10%と利回り11%ではわずか10%しか違いません。ただし反面サヤを抜きにくくなるというデメリットもあります。
投資家にとっては、少なくとも金融緩和が続いている間に関しては、運用資産の一部をソーシャルレンディングに回すことでリターンの改善につながる可能性が高いと思います。ただし、くれぐれもリスクは取り過ぎないように注意は必要だと思います。

今回のヴェリタス聞いて、一番利回りの悪いSBIソーシャルレンディングについても贅沢言いすぎずに再度投資追加検討してみようかと思っております。その上SBI債も当選したことだし(嬉)。
逆にmaneoが最近出している7%とか7.5%とかの案件って、実際のところその道のプロが見たらどんな風に見える案件なんでしょうか。実際のところ大変興味があります(ていうかちょっとコワイですね)。

SBI債当選

SBIといってもSBIソーシャルレンディングではなく本家のSBIホールディングスの方の第31回SBI債です。BBB格、1年モノで1.43%の利回りということで絶対値としては決して高い率ではないですが、世界各国で大規模金融緩和中の世の中では魅力的な商品だと思います。日本国内の金融緩和が1年以内に終わる確率はものすごく低いでしょうし、1年以内にSBIが倒れる可能性も極小はないかと思っております。
SBI債はいつも供給に対して需要が上回るため抽選になるのですが、実はこれまで抽選モノはずっーと外れ続けております。
今回は一人あたり1000万円までということで上限が若干低めなので当選者数が増えることで確率があがるかな、また、ソフトバンクが劣後債で大量に資金吸い上げた直後というのも当選確率向上に影響するかな、とか考えて若干いつもより期待しながら500ほど申込んでみました。

抽選後「当社からのお知らせ」に「【約定】「第31回SBI債」の抽選結果のお知らせ」というメッセージが入っており、タイトルだけで当選したことが分かりました。

SBI債

これが初当選です。うれしい。
お礼?にSBIソーシャルレンディングへの投資増やそうかな〜。

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