これまでの内容で確認できる通り、待機期間と早期償還はリターンに大きな影響を与えます。待機期間に関しては、以下のポイントにも注意する必要があります。
・待機期間は運用期間の長さに依存しない
運用3ヶ月の案件でも運用3年の案件でも待機期間は同じく1ヶ月程度です。このため利率が同じであれば通常運用期間の短い案件はリターンが少なくなります。これは定期預金と大きく違う点です。3ヶ月の定期預金の場合、年間で3ヶ月✕4回転で12ヶ月分の利子を受け取ることができますが、ソーシャルレンディングの3ヶ月ファンドの場合、せいぜい3回転、場合によっては2回転しかできないので8〜9ヶ月分の配当しか受け取れません。これを考えると6ヶ月未満のファンドに価値があるとは思えないですね。
・運用開始待ちだけでなく、償還待ちの期間も機会損失
通常、ファンド運用は月末まで実施され翌月償還されることになっています。つまり借り手が借入金を最終月の月末に全額返済してから、それが翌月投資家へ償還されるのですが、この期間は資金が遊んだ状態になっています。確認できた借り主からの利子支払や返済された資金が投資家に償還されるまでの期間は以下の通りです。(AQUSHとクラウドクレジットは確認できませんでした)
maneo 借り主の返済日:28日締 償還日:7営業日後
クラウドバンク 借り主の返済日:月末締 償還日:5営業日後
SBIソーシャルレンディング 借り主の返済日:月末締 償還日:15日後
クラウドバンクはがんばってますね。株式取引と比べてもちょっと遅いくらいの感じです。それに比べてSBIソーシャルレンディングは待機期間長すぎ!半月も資金遊ばせたままとか・・・
最初の頃は利率を中心に考えていましたが、最近は待機コストを考慮して案件の利率の高低よりも遊びが少なくなるファンドを選ぶように心がけるようにしています(もちろんちょっとでも利率が高いほうが良いですが)。ただしソーシャルレンディングは流動性リスク(「ファンドの解約と譲渡」)が非常に大きいので、耐えられる運用期間は資金の余裕度合いに依存します。これをふまえた望ましい運用期間は個人差があると思いますが、私の場合12ヶ月〜18ヶ月が最も適しているかな、と思っています。また、資金の一部については3年モノにも投資するつもりです。
一方利率に関しては5%以上(SBIソーシャルレンディングは別です)あればとりあえずOKとしており、利率よりもできるだけ早いタイミングで再投資できる運用期間12ヶ月前後の案件に再投資していこうと思っています。リターンを最大化するために「7%案件を待つよりも中期運用の5%案件にすぐ投資」です。ソーシャルレンディング投資を行っていると忘れがちですが、期待利率が5%以上あれば現状だと相当高利回りです。
※もちろんリターンの最大化だけを目的とするのではなく、リスクとリターンのバランスを取ることを重視されるケースも多いと思います。私の場合、ダメになったら諦められる金額を1案件の投資上限とすることでリスクとリターンのバランスに多少目をつぶってでも、現状リターンの最大化を目指すようにしています。もしいずれ投資上限を引き上げることがあれば、リスクとリターンのバランスをより重視することになると思っています。また後日記事にまとめるつもりですが投資対象の資産クラスについても意識していきます。
・待機期間は運用期間の長さに依存しない
運用3ヶ月の案件でも運用3年の案件でも待機期間は同じく1ヶ月程度です。このため利率が同じであれば通常運用期間の短い案件はリターンが少なくなります。これは定期預金と大きく違う点です。3ヶ月の定期預金の場合、年間で3ヶ月✕4回転で12ヶ月分の利子を受け取ることができますが、ソーシャルレンディングの3ヶ月ファンドの場合、せいぜい3回転、場合によっては2回転しかできないので8〜9ヶ月分の配当しか受け取れません。これを考えると6ヶ月未満のファンドに価値があるとは思えないですね。
・運用開始待ちだけでなく、償還待ちの期間も機会損失
通常、ファンド運用は月末まで実施され翌月償還されることになっています。つまり借り手が借入金を最終月の月末に全額返済してから、それが翌月投資家へ償還されるのですが、この期間は資金が遊んだ状態になっています。確認できた借り主からの利子支払や返済された資金が投資家に償還されるまでの期間は以下の通りです。(AQUSHとクラウドクレジットは確認できませんでした)
maneo 借り主の返済日:28日締 償還日:7営業日後
クラウドバンク 借り主の返済日:月末締 償還日:5営業日後
SBIソーシャルレンディング 借り主の返済日:月末締 償還日:15日後
クラウドバンクはがんばってますね。株式取引と比べてもちょっと遅いくらいの感じです。それに比べてSBIソーシャルレンディングは待機期間長すぎ!半月も資金遊ばせたままとか・・・
最初の頃は利率を中心に考えていましたが、最近は待機コストを考慮して案件の利率の高低よりも遊びが少なくなるファンドを選ぶように心がけるようにしています(もちろんちょっとでも利率が高いほうが良いですが)。ただしソーシャルレンディングは流動性リスク(「ファンドの解約と譲渡」)が非常に大きいので、耐えられる運用期間は資金の余裕度合いに依存します。これをふまえた望ましい運用期間は個人差があると思いますが、私の場合12ヶ月〜18ヶ月が最も適しているかな、と思っています。また、資金の一部については3年モノにも投資するつもりです。
一方利率に関しては5%以上(SBIソーシャルレンディングは別です)あればとりあえずOKとしており、利率よりもできるだけ早いタイミングで再投資できる運用期間12ヶ月前後の案件に再投資していこうと思っています。リターンを最大化するために「7%案件を待つよりも中期運用の5%案件にすぐ投資」です。ソーシャルレンディング投資を行っていると忘れがちですが、期待利率が5%以上あれば現状だと相当高利回りです。
※もちろんリターンの最大化だけを目的とするのではなく、リスクとリターンのバランスを取ることを重視されるケースも多いと思います。私の場合、ダメになったら諦められる金額を1案件の投資上限とすることでリスクとリターンのバランスに多少目をつぶってでも、現状リターンの最大化を目指すようにしています。もしいずれ投資上限を引き上げることがあれば、リスクとリターンのバランスをより重視することになると思っています。また後日記事にまとめるつもりですが投資対象の資産クラスについても意識していきます。