これまで見てきたとおり、出金手数料については各社によってばらつきが大きい状況です。各社の手数料についてまとめてみました。(振込先銀行ごとに手数料の違いがある場合は、最低金額を記載しています:例)maneoは東京三菱UFJ銀行へ出金する場合の手数料)
比較1
基本的には新しくサービスを始めた会社は先行する企業のサービスレベルを意識せざるを得ないと思われ、サービスを開始した順番にサービスレベルが上がっているように思えます。今後新規にソーシャルレンディングサービスを始める企業は、基本的に出金手数料を無料にせざるを得ないでしょう。(実際は出金時の振込費用をあらかじめ含んだ運営手数料を徴収することになると思います)

定期的なインカムゲイン収入を目的として投資する場合、この手数料はばかになりません。毎月1回分配金を引き出すことを想定した場合、年間にかかる手数料は以下の通りとなります。
比較2
個人的には許容できるのはAQUSHまでです。クラウドクレジット、クラウドバンク、AQUSHは毎月引き出すのを前提として投資プランを立てれそうです。AQUSH用に楽天銀行に口座開設しないといけないですが。
maneoの場合は毎月出金するのではなく、2−3ヶ月に1回の出金を前提にプランする事になります。
SBIソーシャルレンディングは、出金金額をかなりためた状態でないと出金のコストが掛かり過ぎるので、相当大きな金額で投資するか、出金を年1回ないし2回におさえないと無駄が多すぎることになりそうです。SBIソーシャルレンディングは案件の利率も高くないので、仮に3.5%として計算してみると2,000万円運用すれば毎月の分配金が約46,400円なるので、やっと出金のコスト(420円)が1%を下回ります。出金手数料だけを見ると、SBIソーシャルレンディングは思い切って大きく投資するか、まったく手を出さない方が良いように見えます。