<今週台風で被害にあわれた西日本の皆様、北海道で大規模な地震で被害にあわれた皆様、心よりお見舞い申し上げるとともに一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます>

現在、三社のスタートアップの日本進出をサポートしていますが、今後支援するスタートアップの数を増やしてく予定です。そうすると「支援先をどうやって見つけるのか」ということを考えないといけないのですが、大きいのは以前からの知り合いのネットワークです。例えば、昔同じ会社で働いたことがあるメンバーが「XXXっていうスタートアップに移って、今度日本に行くので会おう」的なやりとりから発展していくパターンです。スタートアップで働いている人は次もまたスタートアップで働くという人が多いので、どんどんネットワークが繋がっていきます。
もう一つ別に発掘ルートがあって、知人がやってるベンチャーキャピタル(VC)の投資先スタートアップ(ポートフォリオカンパニーと呼びます)の支援を行うというモデルもやっています。知人のVCは日本が本拠地なのですが、投資先としては日本国内ではなく海外のスタートアップが主体で、そのポートフォリオカンパニーが日本に進出するところを支援します。現在支援している一社はこのモデルです。
知人VCとの協業の流れで、VCの運営にも少し携わるようになり、思ったより面白いので将来的にVCを主体に働くことも少し意識するようになってきました。そこでVC業務の知識を得るための一環として関連する書籍にも目を通しています。
海外のスタートアップに投資するモデルなので、国内で販売されている日本の起業モデルを前提とした本ではイマイチ参考にならないので、海外で出版されている海外のベンチャーキャピタルの本を手にとって読んでいます。そのうちの一冊で、読み終えるのに1ヶ月以上かかった『The Business of Venture Capital』という実に400ページを超える大作があるのですが、VC実務について大変参考になる内容でした。ちなみにハードカバーだと1万円近く、Kindle版でも5000円を超えるという専門書並の価格設定です。



一般的にVCというと「スタートアップを見つけて投資する」というのが仕事だというイメージだと思います。もちろんそれも大事な仕事なんですが、実際にはそれと同等、あるいはそれ以上に大事な「ファンド資金を集める」という仕事があります。『The Business of Venture Capital』ではこの「ファンド資金を集める」という内容の説明にまるまる半分あてられています。事実これが結構大変で、知人も苦労しながらファンド資金集めに取り組んでいます。

この本の中で、オルタナティブ資産の説明およびVCへの主な資金提供者としての年金基金、大学基金、超富裕層などにおけるアセットアロケーションの分析が取り上げられています。後述しますが、VCファンドはオルタナティブ資産の一つとして捉えられており、オルタナティブ投資の効果を理解しておくことは資金提供者との共通認識として保有しておく必要があります。
このあたりの説明に目を通している時に、これって個人の資産運用にも参考になるのでは、という考えがよぎりました。ソーシャルレンディング投資を始めた4年ほど前は、将来的なアーリーリタイア時のインカムゲイン確保の手段として使えるのではないかという思いで始めたのですが、最近ではむしろ「資産クラスの分散」に有効なのではないかという考えが強くなっています。オルタナティブ資産の説明を読んで、この考えに合致する面があるように思えました。次回このあたりを紹介したいと思います。