Crowd credit 20141208
私が投資しているソーシャルレンディングの中で会社設立からの年月が最も短いのがクラウドクレジットです。2013年1月設立、2014年6月に最初のファンドを販売しています。

こちらの会社は現在までに6本のファンドを販売(うち販売中は1本)していますが、いずれもペルーでの運用を行うというのが他社との大きな違いです。クラウドバンクが東南アジア向けのマイクロファイナンスを先行している状況で、クラウドクレジットは競合ではなく別のマーケットの開拓を方針として中南米を選んだということでしょうか。


ペルーは日本にいると普段全く意識することがない国ではないでしょうか。通貨単位はソルだそうですが聞いたことありませんでした。現地のインフレ率を調べてみたころ、2000年以降は多少のばらつきはありますがおおよそ平均値で2%ー3%程度のようです(参照:世界経済のネタ帳「ペルーのインフレ率の推移」)。これまで販売されているファンドは表面利率で7%から11%なので実質で4%から7%程度ということになります。決して突出して高い利回りの商品ではありません。いずれのファンドも為替ヘッジなしの設定であり為替リスクを踏まえるとあくまでも余裕資金で分散投資の一貫としての位置づけになるのではと思います。ちなみに最近の逆オイルショックの影響が少し気になったので確認してみたところ、ペルーは産油国ではありますが産油量は少なく輸入超過ということなので、逆オイルショックはペルー国経済へはプラスに働いているのではないかと想像しています。クラウドクレジットの良さは、これまで全く意識していなかった中南米の新興国・ペルーのマーケットへのアクセスを提供してくれていることだと思います。


他方、クラウドクレジットの一番のリスクは経営破綻だと思っています。
ホームページで確認できる内容では運営メンバーは社長の杉山氏を始め金融のプロの方が多いようなのですが、企業経営経験者がみあたりません。社長は多分30代半ばだと思いますので、経験者のサポートは大変重要だと思います。取締役メンバーの紹介はされていないので、そちらにVCメンバーや企業経営経験者等がはいっているといいのですがどうなんでしょうか。ファンド成約金額総額がまだまだ少なく(よって手数料収入も少ない)、現実的な黒字化にはまだまだ時間がかかるのではないでしょうか。Burn rateを考慮した追加資金調達手段等も検討が必要になるかもしれません。
また、中南米市場をターゲットにしているのにその国の出身者やそのマーケットの経験者がいないというのも少し気になります。実際、私が出資したファンドの一つはペルーの金融監督庁からの認可取得時期の見込み違いを理由に返金となりました。中南米市場への投資を事業領域に選んだのであれば現地の状況について精通した人材の確保が必要ではないでしょうか。

このためCrowdcreditに対しては投資上限を低めの100万円に設定しています。実際の分配が始まって、もう少しファンドの総額が増えてくれば上限引き上げを検討したいと思います。


クラウドクレジットには初期投資100万円でしたが、50万円返金を受けましたので、現在運用中は50万円です。マイページ上はまだ反映されていません。返金となったペルータクシーファンドは面白そうな仕組みでしたので再度募集があれば投資したいと思っています。

いろいろ課題はあると思いますがクラウドクレジットにはぜひ頑張って欲しいです。